若者に大人気のメタバース!「Roblox」(ロブロックス)は危険なの?運営側の対策は?

2023.01.31

Robloxの安全対策 アイキャッチ画像

Robloxとは?

無料で遊べる!世界中の若者に大人気のゲーミングプラットフォーム

『Roblox(ロブロックス)』は、世界で2億人以上が登録し、欧米やアジアの10代~20代や子供を中心にZ世代・α世代で爆発的にユーザーを増やしているゲーミングプラットフォームです。2022年6月のRoblox社発表によると、登録ゲーム数は3200万種を超え、1日あたりのプレイ人数は5220万人という驚くべき数字。 ゲームの中で遊ぶための世界、アバター、キャラクター、アイテム、服装など基本的にすべてをユーザー自身がデザインして全世界に公開でき、それをほかのユーザーも遊ぶことができるのが特徴です。   ▶ロブロックス公式サイト(外部リンク)

Robloxはただのゲームではない!?「メタバース」としても人気!

Robloxは、SNSのようにユーザー同士が友達になったり、チャットでコミュニケーションを楽むこともできます。 ゲームを通した仲間との交流や、自身のアバターを着飾って自己表現を楽しむユーザーが多いのが普通の攻略型オンラインゲームと違う点。現実世界の友達に誘われてRobloxに登録し、集まる場所がこれまでの公園やカフェといった現実空間から仮想空間であるRobloxになった、というユーザーが多いのです。そのため、Robloxは「メタバース」の一種とも言われるのです。

プロモーションやマーケティングツールとして、世界の企業が注目!

既に欧米では若年層へのプロモーションやマーケティングの場として、「NIKE」や「Gucci」、「FIFA」など多くの有名企業・団体がRoblox内にゲームやワールドを制作しています。   [su_youtube url="https://youtu.be/s7cKLKRg7LM"] ▲スペインを拠点とする名門サッカークラブ「FCバルセロナ」もRobloxでファンマーケティングを展開   そこで気になってくるのが、「訴求活動を行う上で、Robloxは安全なプラットフォームなのか?」ということ。 ゲームやSNSでのいじめや誹謗中傷、課金トラブルなど、オンライン交流ツールでのもめごとはよく聞く話ですよね。自社が運営するRobloxのゲームの中で、そのようなトラブルは出来れば避けたいものです。   この記事では、そもそもRobloxが子供に人気がある理由、Robloxの危険性やRoblox運営側が講じる対策について解説します。

なぜ、Robloxは子供たちに大人気なのか?

人気爆発のきっかけはパンデミック

Robloxの大きな魅力は、冒頭にも書いたように自らゲームやアバターや身に付けるアイテムを作ったり購入したりできるところと、ユーザー同士がチャットや待ち合わせを行うことができるメタバース(SNS)の要素を兼ね備えているところ。 若者たちにとっては、気の合う者同士でまったりしたり、遊んだり、好きなものを身に付けたアバターを通してそれぞれが自己表現をする場となっています。 [caption id="attachment_5017" align="aligncenter" width="550"]Robloxでまったり 現実世界のように、気の置けない仲間とまったりとおしゃべりを楽しむこともできる(newtrace社制作「志摩スペイン村~Pargue Espana~」より)[/caption]   実はRobloxは2006年からサービスを提供していたものの、広報に積極的ではなかったため他のオンラインゲームに埋もれていました。人気爆発のきっかけになったのが2019年末に始まったパンデミック。その脅威により世界中が隔離されている間、現実世界の遊び場を失った子供たちに対して、Robloxは仮想のプライベートなバースデーパーティーや、交流の場を作るためのプライベート空間を用意したのです。それに若者たちが飛びつき、リアルな交流の場に代わるものとして飛躍的にユーザー数を伸ばしました。   月間アクティブユーザー数は、2020年だけでも8,000万人増。1日あたりのアクティブユーザー数は2019年末の1910万人から2020年4月には4320万人と、数か月で約2.2倍増加しました。

Roblox=「with/afterコロナにおける、デジタルネイティブ世代が自己表現できる場所」

Robloxの中に居場所を見出した若者たちはRobloxに現実世界の友達を誘い、Roblox内で新たな友達を増やし、アバターを着飾ることで自分を表現し、中にはアバターやゲームの自作・販売を通じてプログラミングやマネタイズを学習する者も出てきました。 若きユーザー達の成長と共にRobloxのコンテンツ量や質も充実していき、相互に成長しながら、常に進化しているのがRobloxというプラットフォームであり、その発展性もまたクリエイティブな若者を引き付ける、Robloxの魅力なのです。

本当に子供が遊ぶのに適している?Robloxの危険性と対策は?

Robloxに潜むリスク

世界中から多くの利用者が匿名で集まる以上、Roblox内にもトラブルのリスクが無いとは言えません。例えばネットで見られるようないじめやストーカー行為、ハラスメント行為。未成年者に不適切な暴力的・性的表現やキャラクターを含んだゲーム。不正な勧誘などを行う悪質業者が入り込み、チャット機能で接近してくるなど。決して多くはないものの、実害もあるようです。   またRobloxではゲーム内通貨「Robux(ロバックス)」が流通しています。知らないうちに高額な支払いが行われた、などの課金トラブルも心配です。   Robloxは違反・犯罪行為の防止意識が非常に高く、子供のアカウントを保護者側で設定・管理できるペアレンタルコントロール機能を始めとした様々な対策をとっています。 ここからは、主な対策をご紹介します。

対策①:報告システムの完備

Robloxでは掲示板内でのいじめ、その他のルール違反を申告できる機能が用意されています。 違反行為とは、例えばパスワードやその他の個人情報を要求してくる、外部サイトへのリンクを投稿している、不正行為をしようとしている、不正行為を共有しているなどの行為です。 また、フィッシングプログラムなどのマルウェアをダウンロードさせるための詐欺行為も同様です。   プレイヤーは、サイト中とゲーム中にある不適切なチャットメッセージやコンテンツを規約違反を報告するシステムを使って報告できます。 なお、ルール違反が発覚した場合、問題のコンテンツは削除されます。違反を犯したアカウントは運営側の管理下におかれ、アカウント停止や削除などの処置がなされます。   ▼関連リンク: 「ルール違反を報告する方法(英文)」(Roblox公式サポートサイト)

対策②:徹底した検閲・よびかけ機能

Robloxでは安全性を維持するためにソフトウェアフィルターを使用してゲーム内のチャットを検閲し、AIを駆使してプレイヤーの活動を24時間365日監視しています。 加えて、専門的に訓練された何千人もの専任モデレーターが、不適切なコンテンツを24時間365日監視し、検閲を行うことでユーザーを保護しています。 規制対象となるプレイヤーにはメッセージで警告し、修正を呼び掛けています。   主な規制対象は以下のような行為です。   ・同じメッセージの投稿 ・個人情報の要求あるいは公開 ・Roblox内での恋愛、あるいはそれを促す発言 ・薬物またはアルコールに関すること、性的なほのめかしや言及 ・ハラスメントやヘイトスピーチに関する発言 ・ヌードまたは下着などの露出度が高いコスチューム ・個人写真の公開 ・詐欺行為   ▼関連リンク: 「モデレーションチームからのメッセージについて」(Roblox公式サポートサイト)

対策③:課金トラブル防止

プラットフォーム内で様々なペット、服、武器のようなアクセサリーゲームを購入できる便利なアプリ内通貨「Robux」。 これまでにも述べたように、子供にRobuxの使用を許可していると、知らないうちに高額な支払いが発生してしまう可能性が出てきます。 Robloxでは、課金トラブルを回避するためのセキュリティを設けています。アプリ内での購入を禁止あるいは上限儲けるなど、設定を変更することができます。   ▼関連リンク: 支出の制限方法」(Roblox公式サポートサイト)

対策④:ペアレンタルコントロール機能

ペアレンタルコントロールとは、スマホやパソコンなど子どもが利用するIT機器を保護者が管理するための機能。Robloxにもペアレンタルコントロール機能があり、チャットやメッセージ機能の制限、年齢相応の内容の厳選されたコンテンツだけ見られるようなアクセス制限などを設定できます。 なお、「Robux」に関する設定もここで行えます。   おもな設定項目は次の通りです。   ・アカウントセキュリティー アカウントPINをオンにすると、設定変更時には暗証番号を入れないといけません。これなら子供が勝手に設定を変更できなくなります。 ・アカウント制限 「アカウント制限」をオンにすることで、厳選されたコンテンツのみにアクセスを限定することができ、制限後は、ゲームによっては「アカウントの制限設定により、このゲームは利用できません」と表示されます。 ・プライバシー設定 メッセージやチャットの範囲を制限できます。

対策⑤:行動履歴のログ機能・自動フィルタリング機能

保護者が子供のログイン情報を知っていれば、子供のプライベートなチャットやグループチャット、友達リスト、遊んだゲーム、作成したゲーム、購入したアイテムなどの行動履歴を簡単に確認できます。   また、Robloxは生年月日が正しいかどうかを確認することで、13歳未満のユーザー用にチャットやゲームコンテンツを自動的にフィルタリングするという機能を兼ね備えています。

まとめ

Robloxで遊ぶ上のリスクと運営側の対策について解説しました。   Robloxは必ずしも危険な存在ではありません。 通常のインターネットやリアル世界と同じように、良い人が多いのと同時に心無い人もいるということです。 子供が遊ぶ場合は保護者が最初に適切な設定を行えば多くのリスクを回避することに繋がりますし、遊びながら楽しくネットリテラシーを学ぶ良い機会となるでしょう。   運営側の安全意識が非常に高いRobloxは、ユーザーの安全が確保できるという意味で、メタバース制作を考える企業にとっても安心してメタバースを構築できるプラットフォームと言えそうですね。   弊社newtraceではRobloxでのメタバース制作を承っております。 詳しくはサービスサイトをご覧ください!   ▼newtraceサービスサイト